第4話 -静かな前兆-

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瑞鳴香 「あのさぁ… 友木先生って今日も あのテンションなのかな」 麻壬苗朱梨 「多分今日は在校生もいるから 昨日程はアゲアゲじゃなぃでしょ 一応あぁ見えて教師なんだし」 瑞鳴香 「ですよねぇ~ 間違っても 腐っても あくまでも教師ですからねぇ~」 麻壬苗朱梨 「んもぉ教師の中でゎ 今んとこ一番いぃんだから そんなに言わなぃでよぉ」 瑞鳴香 「はぃはぃ分かりましたよぉ~ 冗談じゃん冗談」 ガラガラ…ガラガラ。 トコトコトコトコ…ガタガタッ。 2人は教室に入り、 席に着いた。 自分達は学校に 早く着いたにも関わらず、 桜並木を見ていたせいか ほとんどの生徒達が席に着いていた。 瑞鳴香 「結構ギリギリだったりして」 麻壬苗朱梨 「ちょっとのんびりし過ぎたかもね」 トコ…トコ…トコ…トコ…。 ガラガラッ…ガラガラッ。 担任教師 「みんなおはよぉ御座いますっ!! 今日も1日… 頑張りますかーっ!!」 シィ~ン…ザワ…ザワ。 麻壬苗朱梨 (ををっ!?今日もアゲアゲ!? やっぱいぃわぁ友木先生) 朱梨はニコニコしていた。 瑞鳴香 (まぁたぁやっちゃったよぉ… 懲りなぃよなぁ~ 朱梨ゎこんな感じがいぃのかなぁ…?) 香は複雑な顔をしていた。 担任教師 (ま…まただ ウケる筈なんだけどなぁ…) ただアゴをしゃくっただけじゃないかオッサン。 担任教師 「はいっ!! じゃあ出席を取りまぁす」 そう言うと、 昨日の様に出席を取り始めた。 香はいつもの様に返事をし、 朱梨は昨日より元気に返事をした。 友木に絡まれた事は言うまでもない…。 瑞鳴香 (響ってどんな生徒なんだろ… 早く名前呼ばれなぃかな) 担任教師 「え~ 響っ!!」 響紅汰朗(ヒビキコウタロウ) 「はいっ!!」 担任教師 「オシッ!! 響と麻壬苗はいつも元気だな 大変良ぃ事だぞぉ~ 他のみんなも元気に… いきますかーっ!!」 シィ~ン…ザワ…ザワ。 だからアゴがしゃくれているだけじゃないか、 しゃくるだけなら猿でも出来るわ。 響紅汰朗 (名指しかよっ!? 恥ずかしいっつぅのっ!!) 麻壬苗朱梨 (何も名前呼ばなくてもぉ~ 恥ずかしぃじゃなぃ) 朱梨は不意に紅汰朗の方を見た、 紅汰朗も不意に朱梨の方を見た。
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