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麻壬苗朱梨
「あのさぁ香?」
瑞鳴香
「ん何?」
麻壬苗朱梨
「ちょっと強引過ぎるってぇ」
瑞鳴香
「いぃのいぃの
強引なくらぃがいぃじゃん
響君もまんざらじゃなさそぉだし」
麻壬苗朱梨
「気まずくならなぃくらぃにしてよ?
やだからねぇ気まずくなったら~」
瑞鳴香
「はぁい分かりましたぁ~
…
…
ねぇ朱梨あれ見て見て」
朱梨にそう言うと、
香はグランドの方を指差した。
麻壬苗朱梨
「あの子って確か…
昨日私達に言い寄って来た子じゃない
相変わらずねぇ~」
グランドで掃除している水樹を、
女子生徒達が見ていた。
女子生徒
「やっぱ何度見てもイケメンだわぁ」
「何か格好いぃし癒やされるし…
あぁいぅのがいぃ~」
瑞鳴香
「やだよねぇ~
あんなキャーキャー言っちゃってさぁ…
そぉんなにあの水樹って人がいぃのかね~」
黒百合咲希
「ねぇねぇ水樹君~?
今日一緒に帰らなぁい?」
藍原水樹
「ごめん今日部活あるからなぁ~
また今度って事で」
黒百合咲希
「んじゃあ終わるまで待ってるからさ
いぃでしょ?」
藍原水樹
「何時に終わるか分かんなぃよ?」
黒百合咲希
「いぃよ待ってるから
じゃそぉいぅ事で~」
咲希はそう言うと、
他の女子生徒達を尻目に
その場を去って行った。
女子生徒
「咲希先輩いぃよなぁ~
人望あるし綺麗だし」
「水樹君と仲良くしてても
周りから何も言われなぃもんね」
「いぃよねぇ~羨ましぃよぉ」
麻壬苗朱梨
「香ダメよあんまり見ちゃっ
また文句言って来たら面倒だからさ」
瑞鳴香
「はぁい分かりましたぁ」
やがて…
玄関へ咲希が入って来た。
瑞鳴香
(わぁを来た来たぁ~
ここは知らん振りだなっ)
麻壬苗朱梨
(どぉせ入って来るなら
掃除の時間が
終わってからにしてよねっ)
先の一件で懲りたのか、
2人は見て見ぬ振りをした。
瑞鳴香
「なんかさ~
目を合わしたら
ケンカ売ってきそぉな
勢いだよねあの人」
麻壬苗朱梨
「そんな空気がプンプンするよねぇ…
危うきに近寄らずってね」
瑞鳴香
「なぁにその危うきに何とかって」
麻壬苗朱梨
「まぁ危ないと思ったら近寄るなって事よん」
瑞鳴香
「なぁるほど…
頭良くなりましたゎ」
麻壬苗朱梨
(まぁ…常識なんだけどなぁ
知らない方が珍しぃよ…)
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