-Perfume-

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瑞鳴香 (急がないと遅れちゃう~) 短い脚で狭い歩幅をフル回転。 キコ… キコキコ… キコキコ! 制服を着て自転車に乗った学生が 香の横を追い抜いて行った。 瑞鳴香 (ん? あの制服ウチの制服だ… まだ登校してる生徒いるんだぁ) その状況に香は少し励まされた。 自分と同じ境遇の人を見つけたら、 何となく心が軽くなるものだ。 瑞鳴香 (見えてきた… 後11分かぁ 結構余裕あったじゃん) そして校門の前へ、 香はそこで少し立ち止まった。 瑞鳴香 (どんなとこなんだろう… どんなクラスかなぁ… … あっ!! 時間ないんだったっ!!) -香が抱く少しの不安と少しの期待- -表裏一体の大切な感情- 一息ついた香は ゆっくりと校門をくぐった。 Perfume 第1話 -夢で終わる筈の夢- 完
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