第2話 -運命の歯車-

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瑞鳴香 「さっきの酷くなぁい?」 麻壬苗朱梨 「あのさぁ~ 人がせっかくスルーしようとしてるのに なぁんであんな事言うかなぁ~ ビックリだよぉ」 瑞鳴香 「思わず言っちゃった 何もスッピンだからって関係ないし それにバカとかっ」 麻壬苗朱梨 「入学初日だよ? そりゃこんなに大きい学校だから あんな人の1人や2人いるって それにいちいち構ってたら 身がもたなくなるよ?」 瑞鳴香 「確かにそぉかも…」 麻壬苗朱梨 「もっと大人になりなさい香っ!! …ってお母さんみたぃでしょ? ははははっ!!」 瑞鳴香 「ははははっ!! 全くだよぉ」 香と朱梨は、 生徒達でザワめく廊下を歩いて行った。 麻壬苗朱梨 「ここか教室… どんな人が居るんだろぉね」 瑞鳴香 「いいから入ろ? 何か微妙に寒いし」 ガラガラガラ…。 2人は教室に入り、 隣同士の席に座った。 麻壬苗朱梨 「式まであと25分か…」 瑞鳴香 「確か体育館だったよね?」 麻壬苗朱梨 「そぉだよ てかさぁホンッと感情が表に出るよね~ そこも昔っから変わらないトコ もぉそこんとこ大人なんだからさぁ」 瑞鳴香 「はぃはぃ分かりましたぁ」 幼なじみの香と朱梨は 何をするにもいつも一緒で、 親友という間柄だった… あの日までは。
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