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家から駅まではそんなに時間がかからなくて、すぐに着いた。喫茶店に着いてドアを開けると、付いていたベルの音が店内に鳴り響いた。
えっと更紗は……あ、いたいた。
あたしに向けて手を振っている更紗に気付いて、あたしは更紗の座っている席へ向かった。
「早かったね～」
「まぁね、ちょっと急いできたし」
更紗の顔は笑ってるつもりなんだろうけど、うまく笑えてない。
どうしたんだろう、なんかあったのかな？
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