初夏の音

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『はぃ、さっきのお返し』   『サンキュー』   ボールを受け取るとコウから話しかけてきた   『もし時間あるなら俺と一対一でもやらない?』   思わぬ申し出だった   『別にいいけど…』   『言っとくけど本気でやってね?俺もバスケにはちょっと自信あるんだ』   『わかった』   夕焼けが照らす中、二人は夢中に一つのボールを追っていた
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