雪の記憶

4/10
前へ
/180ページ
次へ
『なぁケンジ…もう中学もあと少しで卒業だね』   『そうだねー、しみじみだけど…でも高校行ったら楽しそうじゃない!?』   『まぁ…そうだよね。でもさぁ、ケンジやり残してることない?』   『やり残してること…ない…かな?コウは?』   『俺はあるよ。ってか誰にも言うなよ?』   『なに!?なに??』   『ユキに告白しようと思うんだ』   ケンジの中で笑顔が消えた   ケンジは部活に夢中になる一方で、ユキとの距離は縮まらず、想いだけを馳せていたからである
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加