桜舞う道

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ー2000年 春ー   コウとケンジとユキは高校生になっていた   クラスはみんなバラバラだが、お昼には3人で集まって一緒にご飯を食べる仲だ   珍しくユキが最初に話し出す   『今日部活見学だよね?どこか行くの?』   『もちろん野球部見に行くよ!ケンジは?』   『俺はいちお軽音見に行くよ。あと時間があったらバスケも行こうかな』   『えっ?ケンジ君バスケ続けるの?』   『んー、やる気はないけど見たいからさ』   『中学のときのケンジ君はバスケットしかやってるイメージなかったからまた見たいな(笑)』   『えっ!あっ…そうっすか?』   どうもユキとはまだ話すときに照れが残る   気持ちはもうなくても…やはり何かがあるのだろう
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