七基の友人・彼氏騒動

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「何だ、違うのか」 「まぁ…幾ら何でも、お爺ちゃんとお付き合いは無いか」 「あら…。じゃあ、茉里ちゃんのクッキーの君は何処に…?」 友人達が言う。 「…成程。灯色に会いに来たんじゃな?」 三坂が笑う。 「あっ!クッキーの君は灯色くんって言うんだね!?」 「店主さん。此処にその灯色くんって、いるんですか~?」 「居るとも」 三坂は後ろを振り返り、 「灯色。灯色や」 店の奥に向かって、呼びかけた。 スッと、障子が開いた。 「何ですか?」 灯色がヒョコッと顔を出した。 友人達と目が合う。 「あら…」 景子が呟く。 「おおっ!なかなか、格好良いじゃん」 と、美波。 「どちらかと言えば、可愛い系だねー」 笹乃が言う。 「ついでに癒し系っぽい!」 幸恵が叫ぶ。
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