第1話

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「ごちそうさま」 食器を片付る 汁は残ってるから鍋はそのまま フライパンは洗おう 「ふー…」 畳で寝転ぼうと居間に戻ろうとした時、テレビの上にある1枚の紙に気がつく 「…昨日あんなもんあったっけ?」 しかし大した紙じゃない、ただのレシートだろうと思い、そのままスルー 畳の上でゴロンッと寝転び、縁側で空を見上げる 「え?」 いつの間にか太陽は沈んでいた 早すぎないか? さっきまで日時計でいうと昼間だったんだぞ… 俺はさっき寝たばっかで、起きて、昼で、飯食って、夜? まだ夢なのか? ってか夢を見てるのか? しかし、《夜》といっても本当に《夜》なのかわかってない だって月が出てないからね 「いや、新月だろ」って言うやつもいるかもしれない。 でも星1つないんだぜ? 「雲があるから」って言うやつが出てくるかもしれない でも、その雲もないんだよ。
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