13人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんか対応違ーう」
「だって友達じゃん?
彼氏にしてもらえよ」
「俊樹のそういうところ意地悪だよね」
「何が?」
「わざとそういうこと言うんだもん」
「俺は美咲好きだもん」
「ふうん」
友達といっても、今までの恋人という関係から少し砕けた感じだった。美咲の声は少し無理していたり、時には友達だからこそのノリがあったり。そんな生活が一週間程続いたある日の電話。
「ごめんね電話して」
「できるって言ったの俺だぞ?
なんでお前が謝るんだよ。
いつも謝る必要ないって言ってるだろ?」
「うん。
でもごめん」
「ったくもう」
最初のコメントを投稿しよう!