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「え…お前
大丈夫…か…?こんなっ…」
拳が珍しく
真面目な表情を向けるから
思わず見とれた。
「だ…大丈夫だよっ。これくらい。
平気だしっ。」
「…ったく。
ほんとに里佳はいっつも
強がんのな💨」
今…。
あたしのこと里佳って…
言った?
「水虫移ってもいいなら
俺のかすけど…」
「嫌だよ⚡あんた水虫だったの?」
「冗談😅
んなわけないから
ほれ、履きなさい。」
「やだね😒」
「え"っ💥⁉」
初めてちゃんと名前
だった。
今までずっと"カマキリ"しか
言われなかったのに
「俺さぁ。」
そう言って
急に拳はあっちを向いた。
「俺…
カマキリ好きだな~。
かっけ-じゃん!
こう…しゃァ-しゃァ-って😁
強がりなとこもいいよな💨
うん。」
拳はそう言いながら
手を前に出してカマキリの真似をする。
「それ…。
誰のこと言ってんのよ😁」
あたしは思わず
笑った――。
かまきり*。🔚
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