☆シナリオは極上で!☆

☆

最後の仕事は理科準備室にみんなのノートを提出することだった。
理科準備室は本校舎とは少し離れた2校舎に位置している。
真っ暗な中こんなところに一人で来るのは正直、怖かった。

何でこんなことしてるんだろう･･
そう思い出したら余計に涙が溢れた。

魔法のストロベリーキャンディー。

そう思い出して制服のポケットに手をのばした。
幼い頃の母との思い出。
口に含むとスッと心がほんの少しだけ晴れた気がした。

そんな日に･･あの音色が
私の左耳を襲ったんだ。