大将

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「この剣は、今までのやつとは比べものにならないくらい強くなっているぞ!!いくぞ!!!…第四の剣"瞬光砂斬(シュンコウサザン)"!!!」 ドーランの持っていた剣の太刀の部分がなくなり柄だけになった。 「…そんな剣で何が出来るっていうんだ?」 「今にわかるさ…!!」 するとミレイに向かってたくさんの砂が襲い掛かった。 ミレイはギリギリでかわしたが、頬が少し切れていた。 「…何だあの砂は。」 「あれこそ"瞬光砂斬"の姿ですよ。"瞬光砂斬"とは太刀が無数の砂となるものなのです。最も、その砂一つ一つが太刀なのですがね。そして、それを操れるのは、この柄を持っている私だけです。」 「…どおりで私の頬が切れたのか。」 「それでは、そろそろ終演といきましょう、ミレイ!!」 ドーランはたくさんの砂をミレイに向け操った。 ミレイも必死でかわしていた。 「…2500万V…飛雷球(ヒライキュウ)!!」 ミレイはドーランに向かって雷の玉を発射した。 「無駄だ!!」 ドーランは砂を操り、盾のように自分の前を固めた。 雷の玉は砂の盾を破ることは出来ず消滅してしまった。 「死ねぇ!!ミレイ!!!」 たくさんの砂がミレイを襲った。 「うわぁぁぁ…!!!」 ミレイは傷だらけになり倒れこんだ。 「…さぁ、次はお前だ、フーマ!!」 「……ま…まだ…よ…。」 「ミレイ…貴様はもう負けたんだよ!!貴様じゃ私に勝てんよ…。」 「…言ったでしょ……私は…お前の剣を…すべて解放させるまでは…死なないって…。」 「ふん。その体で何が出来る?」 「フーマ様…。すべての剣を解放させるのは無理かもしれません…。ですが…この剣だけでも…私が破壊してみます…。」 そういうとミレイは、全身に激しい雷を帯びた。 「ドーラン…!!これが私の最後の攻撃よ…!!!…5000万V…神雷龍(ゴッド・サンダー・ドラゴン)!!!」 ミレイをまとっていた雷が大きな龍へと変わった。 ドーランは急いで砂で大きな盾をつくった。 「いけぇー!!!」 雷の龍は砂の盾を粉砕しドーランを襲った。 「ぐはぁぁぁ!!」 ミレイとドーランは共に倒れこんだ。
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