26人が本棚に入れています
本棚に追加
「最後の剣"蒼天魔龍(ソウテンマリュウ)"!!」
ドーランは自分に剣を突き刺した。
すると、その剣はドーランの身体の中へと吸収されていったのだ。
そしてドーランは少しずつ姿を変えていき、大きな蒼い龍になった。
「どうだ、美しいだろ…!!これが私の最強にして最後の姿だ!!」
「でかくなっただけじゃ、俺には勝てないぜ!!」
フーマは切り掛かっていった。
「愚かな…。」
ドーランは蒼い炎を吐いた。
「ぐあぁぁぁ!!!」
フーマは倒れこんでしまった。
フーマの持っていた剣は溶けてなくなっていた。
「…我こそが最強だ!!誰も我に適うものなど…。」
フーマは立ち上がった。
「…この程度か…?そんな攻撃じゃ俺は倒せないぜ…!!」
「まだ立ち上がるか…。だが、お前の氷の攻撃も我の炎には適わん!!」
「そうかい…。」
フーマは水を持った。
「…はぁ~。俺もまだまだだな。もっと強くならくちゃなぁ。誰よりも強く…!!」
「それがどうした?」
「俺はまだ自分の本当の力に気付いていなかったんだ。…だが、ザキやミレイの戦ってるのを見てわかったんだ。俺には守らなくちゃいけない仲間がいる!!そのためには船長の俺が一番強くないといけないと。」
「…しかし、お前は俺には勝てない。」
「確かに、前の俺では勝てなかっただろう。でも、今は違う。俺はお前の部下クルークを倒して気付いたんだ。…"新たな力を"手に入れたと。」
「"新しい力"だと!!?」
「…見せてやるよ。俺の"新しい力"を!!」
フーマは手を合わせて目を瞑った。
「…"覚醒(ロード)"!!!」
最初のコメントを投稿しよう!