大将

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「最後の剣"蒼天魔龍(ソウテンマリュウ)"!!」 ドーランは自分に剣を突き刺した。 すると、その剣はドーランの身体の中へと吸収されていったのだ。 そしてドーランは少しずつ姿を変えていき、大きな蒼い龍になった。 「どうだ、美しいだろ…!!これが私の最強にして最後の姿だ!!」 「でかくなっただけじゃ、俺には勝てないぜ!!」 フーマは切り掛かっていった。 「愚かな…。」 ドーランは蒼い炎を吐いた。 「ぐあぁぁぁ!!!」 フーマは倒れこんでしまった。 フーマの持っていた剣は溶けてなくなっていた。 「…我こそが最強だ!!誰も我に適うものなど…。」 フーマは立ち上がった。 「…この程度か…?そんな攻撃じゃ俺は倒せないぜ…!!」 「まだ立ち上がるか…。だが、お前の氷の攻撃も我の炎には適わん!!」 「そうかい…。」 フーマは水を持った。 「…はぁ~。俺もまだまだだな。もっと強くならくちゃなぁ。誰よりも強く…!!」 「それがどうした?」 「俺はまだ自分の本当の力に気付いていなかったんだ。…だが、ザキやミレイの戦ってるのを見てわかったんだ。俺には守らなくちゃいけない仲間がいる!!そのためには船長の俺が一番強くないといけないと。」 「…しかし、お前は俺には勝てない。」 「確かに、前の俺では勝てなかっただろう。でも、今は違う。俺はお前の部下クルークを倒して気付いたんだ。…"新たな力を"手に入れたと。」 「"新しい力"だと!!?」 「…見せてやるよ。俺の"新しい力"を!!」 フーマは手を合わせて目を瞑った。 「…"覚醒(ロード)"!!!」
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