回胴腐学生

パチスロとの出会い

｢オバケ？｣
｢オバケはショボショボなんよ。｣

浜田ｻﾝの言う通り、先ほどまでとは打って変わって、一握りのコインしか出てこない。

その後も先ほどの静かな画面が続き、気がつけば後ろの樽は殆どなくなっていた。

｢もう疲れたね。｣
｢はい💦｣
｢ふとしくん最後打ってみない？｣
｢…じゃあ少し。｣

浜田ｻﾝと席を変わり、見よう見まねでコインを投入する。
さっきまで後ろで見ていた為、リプレイやら俵やらは誰でも揃う事は解っていた。

｢…！？｣
予告音とともに左右から忍者が通り過ぎたような…。