古事記の間。

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それなのに、あえて大国主を最高の建物に奉ったというのは、大国主の鎮魂の為であり、裏を返せば、大国主の祟りを恐れていた為だと思います。 仮に正々堂々と大国主と戦い、大国主を滅ぼしたならば、最高の建造物を与え鎮魂する程に大国主の霊を恐れる必要はないと思います。 つまり、大国主に非業の死を与えたからこそ、大国主が怨霊化すると考えられ、出雲大社を与える事により、大国主の恨みを鎮めようとしたのだと思います。 ついでに少し話をしておきますと、大国主の奉られ方もかなり異常で、普通奉られている神は参拝客の方を向いていますが、大国主は参拝客に対してソッポ(横)を向いているんですよね~。 しかも、何柱かの神(確か三人)に監視されたような状態となっており、大国主は監禁状態になっています。 これについては細かく書ける程理解できていないので、いづれ図を書きながら書いてみようと思います。
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