古事記の間。

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本によると「日向三代神話」のテーマは、天つ神の子と地上の女性が聖婚して、水穂の国の王となる皇子を産むという事であり、人間の命には限りがあり、誰しも死から逃れる事はできず、永遠の命に代わる生命の継承を編み出すといった事のようです。 生命(霊)とは、父から子へと受け継がれていくという思想で、父とは元来「霊々(ちち)」と呼び、その子を霊を分け与えた者として「別者(わけもの)=若者」とよぶようで、これが「ちを分ける」という言葉の語源らしいです。
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