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君は気づかないかもしれないが
今だって
私は踏ん張っているんだ
暗闇の入口の手前に
どうにか立っているんだ
前へ行けば
明るい方へ
出られるようだ
だけど、
足は
後ろの闇の方へしか
動こうとしない
私は
暗闇へ行くのが
怖くて恐ろしくて
その手前で
泣いているんだ
ある人が
そんなの嘘だ
って言った
私はうらめしくなった
ある人が
心が弱いんだ
って言った
私は悲しくなった
ある人が
もっと頑張れば
って言った
私は辛くなった
ある人が…
ある人が…
私は
暗闇へ足を踏み入れた
そこに
あなたが来てくれた
私の心を救ってくれた
あなたが
私を認めてくれた
君は気づかないかもしれないが
今だって
私は踏ん張っているんだ
暗闇の入口の手前に
どうにか立っているんだ
だけど、
1年後、
いや、1週間後、
明日には
明るい方へ
進めるかもしれない
だって
あなたが
いてくれるのだから
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