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私の腕に
一筋の朱
それは
戒めという名の
自己満足
私は
それを理解しながらも
また
そして
増える白い筋
まるで
蔦のように
鎖のように
絡みつく
私は
何に縛られているのか
過去?
現在?
生?
死?
無意味の連鎖
誰も
触れることのできない
終わりなき闇
酷く心地よく
酷く焦燥感に駆られる
闇が私を放さない
私が闇を離さないのか
また一つ増える筋
珠が浮かぶ胸
私は
ただ
理由が欲しい
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