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今は5月だったのか、と改めて思う。
由美「公立なのに珍しいね。でも良かった。少しは授業が真面目に受けられそうで。」
母「そうね。あっ、もう着くわよ。」
由美は荷物を簡単にまとめた。
おばあちゃんの家はせまく、3人で住むので、ほとんどの家具などは売ってしまったため荷物はほとんどなかった。
電車から降りると春の気持ちいい風が感じられた。
駅のホームで洋服の詰まったキャリーバッグをガラガラ引きずりながら言った。
母「土曜日だから混んでるわね。おばあちゃん、改札で待ってるはずよ。そしたら近くのレストランでお昼食べないとね。」
気が付くと時計は午後1時を回っていた。
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