転校

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すると一人の女の先生がこちらへ向かって歩いて来た。 由美はすぐに担任だと分かった。 山中「あ、私が明日から小林さんの担任になる山中です。わざわざお忙しいところすみません。」 母「こちらこそ、すみません。」 由美「こんにちは。」 面倒ではあったが礼儀として一応挨拶をした。 山中「こんにちは。明日から小林さんの担任になります、山中です。よろしくお願いします。」 由美はこちらこそ、と言い返した。 山中「手続き等は会議室で行いましょう。」 三人は会議室へと向かった。 山中「学年主任の大原先生は、テニス部の顧問でして、今部活中なので少し遅れて来ます。」 母「わざわざすみません。」 会議室は1番奥の部屋だった。 ガラガラー 担任がドアを開け、どうぞと案内した。 ただ長机とイスが置いてあるだけで、余った部屋を「会議室」としているようだ。 山中「どうぞ、お座り下さい。」 母「あ、はい。」 二人は席に着いた。
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