君と、君の住む世界と、君の住む世界での僕との出会い

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気が付けば無意識に彼女を抱き寄せて頭などを庇っていた 「あ、あの…」 「ああ、済まない」 彼女を離し適度に距離をとる 「いえ、ありがとうございますっ」 さっ、と彼女は頭を下げた そして少し照れたように笑う 「-―か、誰か居ませんかっ」 離れた所から声が聞こえた 切羽詰まった声 彼女と顔を見合わせ頷いた後、その声の主の所へ急いで向かう
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