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「……?」
「……。」
B9号が倒れ一条が気を休めていると近くからコツン…コツンと足音が聞こえてくる。
一条はその足音に耳を貸し、音源に最も近い方向に振り向くとそこにはB1号と呼ばれる一人の赤いドレスを着た女性が立っていた。
「…リントもやがて…我々と等しくなりそうだな。」
B1号は人間の言葉で一条にそう口にした。
∇
瀬戸川区辺
「……。」
アリーナから飛び出した未確認生命体46号は瀬戸川区辺にある小川でB9号につけられた傷を拭うためにそこで翼を休めていた。
「未確認生命体…学者はグロンギと呼びゲゲルという殺人ゲームを介して殺人を行う。」
「…?」
「ゲゲルとは、定められた期間内に、定められた人数のリントを殺すことが出来るかどうかを試すというゲーム、ゲゲルに成功した者は上位のランクに昇格しより困難な条件でのゲゲルに挑戦することができる…そして最後にはザキバスゲゲル、グロンギでの最高位である究極の闇に挑戦する権威を得られる。
なるほど…よく出来てる。
つまりは自分のため…か。」
小川で46号が休んでいるとそこに士が現れる。
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