日常という名の安息

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ジリリリと五月蝿く鳴る目覚まし時計により、彼は起こされる。 ショウ「……またあの夢…か…」 目覚まし時計を止め、ゆっくり起き、先にカーテンを開け、太陽の光を浴びる。 ショウ「ん……今日も無駄に良い天気っと…」 あくびをして、一階へ下り、顔を洗い、鏡を見る。 彼の名前は、ショウ・ブロウニング。銀髪に赤い目が特徴である。 ショウには、エクセレン・ブロウニングという姉が居るが、血の繋がった姉弟ではない。 6年前のとある事件により保護され、それ以来家族の一員として過ごしている。 ショウ「ふぅ……さて」 自室に戻り、高校の制服に着替え、キッチンに下り、朝食を作り始める。 ショウ(あ~…眠い。くそ眠い。飯食ったら寝ようかな) 軽い朝食を作り、テーブルの上に置き、席に座ってテレビを見る。 ショウ(今日も何事もなく快晴か……お?エクセ姉のとこは雨か。ざまぁ) 彼の義姉であるエクセレン・ブロウニングは、地球連合軍の軍人であり、現在は北米にあるラングレー基地に所属している。 その為、現在のショウは一人暮らしの状態である。 ショウ「ごちそうさま」 食器を水で軽く流し、自動食器洗い機に入れ、歯磨きをし、ワックスで軽く髪を整え、鞄を持って玄関を出る。 ショウ「行ってきます。……って、誰も居ねえけど」 扉の鍵を閉め、学校へ向かう。
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