動き出したキモチ

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それからは、前にも増してメールの数が増えた。 いつしか、貴方からのメールや電話が、私の宝物になっていったんだ。 私しか知らない私だけの宝物。 私は貴方からのメールが毎日毎日楽しみで仕方なかった。 貴方は私を喜ばせるのが、とても上手だったね。 色んなモノをもらった。 嬉しさや、癒しや、パワーや、胸がドキドキするような気持ち。 あの素敵な言葉達に、私は今でも嘘偽りはなかったと信じてる。 今なら答えてくれる? あの時の私は、貴方の目にどう映っていたのかな? 貴方に惹かれている私を、貴方も感じてたでしょ? 動き出したこのキモチは、ねえ。 真っ直ぐに、ただ真っ直ぐに貴方に向かってたんだよ。
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