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「お、おいっ!裕太!」
金田の声も無視して、みつきちゃんや真美ちゃんと笑う女の子に近付いていく…
「あれ…3年生の人じゃない?」
ザワッ…
教室にいる生徒達が一斉に俺を見る…
真美ちゃんとみつきちゃんが俺に気付いた…
「あれぇ?松本先輩…どうしたんですかぁ?」
笑う真美ちゃん…
俺は真美ちゃんの後ろの席に座る女の子を見る…
女の子が笑う…
!?
その笑顔に…
「どうしたんですか?松本先輩…」
みつきちゃんが俺を見る…
女の子が俺を見て声は出さずに口をパクパクさせた…
「え…?」
その口は…
「お」
「に」
「い」
「ち」
「ゃ」
「ん」
!!
『おにいちゃん』だった…
その瞬間に俺は全てを思い出した…
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