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真実ちゃんは呆然としていたが、走り去った俺と真央を見て、ブルブルと体を震わせた…
｢かっこいい～！！なんか映画みたくない？私一発で宮崎さんを好きになっちゃったー！真央って言うんだ～、決めた！私も真央って呼ぼっと♪｣
｢変わったコ…｣
笑う真美ちゃんに呆れるみつきちゃん…
しかしみつきちゃんも同じ気持ちだった…
｢なんか…初めて会った気がしないのよね～。私も真央って呼ぼっ♪｣
教室から飛び出した俺と真央は金田の横を通り過ぎて行った。
｢うわっ！？おーいっ裕太ーどこに行くんだよっ！｣
俺と真央の背中を見て、笑う金田…
｢そっか…委員長が言ってた、裕太の相手って…あのコだったのか…よかったな…裕太…｣
金田は自分のことのように喜ぶと、笑顔を浮かべていた。
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