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『…だ、大丈夫みたいですね』
ほっと胸を撫で下ろす四季映姫
そんな上司の姿を見ながら小町は嘆息する
……本当にこんな調子で一月持つんだろうか。
『で、では買い出しに行きましょうか。遅くなってしまいます。』
コホン、と咳をして何事も無かった様に歩きだそうとした四季映姫は何か思い出したようにくるりと小町を振り返り
『さ、さっきの事は仕事仲間には内緒ですよ。』
そう言うと大股で先に歩いていってしまった。
『……まったく、本当に可愛いんですから……。』
そう四季映姫に聞こえないような小声で呟いて笑うと小町は
『四季様~!待ってくださいよ~!』
と、その小さな背中に向かい歩き出した。
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