62人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
『はいはい…どちら様で…』
ドアを半分開けた辺りで小町は固まる。
『全く…もう昼前だというのにまだ寝てたのですか?休みだからといってだらけた生活をしているとそれが普段の生活にも…』
自分より頭一つ以上小さいその体。
まだあどけなさが残る造りをした顔。
対照的に澄んだ氷の様な瞳。
それに何より、
口を開くと同時に堰を切ったように溢れ出してくるお説教。
小町は不用意に扉を開けたことを激しく後悔する。
『えー…と…な、何の御用でしょうか…四季様。』
そこにいたのは誰あろう自分直属の上司、四季映姫その人だった。
最初のコメントを投稿しよう!