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四季映姫に言われた通りの朝の面倒なあれこれを終わらせる頃にはすっかり昼を回っていた。
いつもの一張羅に着替えて出てくると、四季映姫はさっきと全く同じ体勢、つまり正座をしたまま座っていた。
『あの……四季様?別にくつろいでもいいんですよ?』
足は痛くならないのだろうか。少なくとも自分ならもう立てないくらい痺れているはずだ。
『いえ、そういう訳にはいきません。上司たるもの部下の前でだらけた態度を取るなど……』
『……左様で。』
小町の心配をよそにふるふると首を横に振った四季様はそのままなんでもないように立ちあが…ろうとしてへたりこんだ。
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