序章 異世界の扉

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序章 異世界の扉

闇の中、マントを羽織った一人の男が佇んでいた。 「遂にこの時が来た!!」 男が誰かに宣言するかの様に叫び、クククと不気味に笑う。 口元に笑みを残したまま男は手を掲げる。 すると空間が湾曲し、すぐそこに小さな魔法陣が浮かんだと思うと、円形の時空の乱れが生じ、明るい空間が見えて来た。 空間から出てくる光が淡く部屋を照らす。 男は歓喜に震えながら、 明るい世界を覗いた………
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