それぞれの地で始まって…

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それぞれの地で始まって…

          お昼頃になると歌が聞こえた。 とても澄んだ歌声だ。 それは、ここ『スクール』では日常的なことだった。 1人の少女が『スクール』内の植物園で歌っているのだ。 腰まで届く長い茶色の髪、18歳くらいのしかしまだ幼さが残る顔。 そして、赤い瞳。    
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