23985人が本棚に入れています
本棚に追加
「美優ー、入っても大丈夫か?」
「僕の下着姿見たいなら入ってもいいよ~」
「遠慮しておこう。確認事項を聞いてみるだけにする。美優はスカート持ってきているのか?」
扉越しでの会話をしていたのだが、俺の言葉の後に美優はなにも言わない。
まさかとは思うけど……持ってきてないのかな?
「う~ん、僕としてはこのままの姿で誘惑したいからスカートとか上着はいらないんだけどね。流石にスカートもはかないで、外歩いてたら、警察官のお兄さんに捕まっちゃうよ」
「確かにな。じゃあ、スカートは持ってきているって事でいいのか?」
美優はうんと頷いた。
まあ、さっきの会話の中で変な箇所も混ざってたけど、それは気にしてたら負けなのだろう。
「早く制服を着て部屋の外に来いよ。っつーか、お前は朝飯食ってないよな? どうする? なにか作ろうか?」
「僕は宗を食べれればそれでいいよ」
ふー、馬鹿ですかこの子は。
なんでもかんでも、そういう話に持っていくとは……。
なんて言葉の続きを発したらいいか、分からないんだが。
美優もセーラー服に着替えて出てきたので、一緒に学校に向かっていく。
朝飯はコンビニでなにか買うからいいようだ。
最初のコメントを投稿しよう!