イジメ……カッコ悪い。やっちゃ駄目だよ!!

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「さてと。そこのソファに座ってちょいと待っていくれるかの。今お茶を淹れてくるから」  会長に言われたとおり、二人用の黒いソファに腰を下ろす。 「うわっ、すっげー、なにこのソファ。ふかふかすぎだろ。体がどこまでも沈んでいくー」  凄かった。座った途端に、このソファはかなり沈むんだ。  底なし沼みたいにどこまでも沈んでいくような錯覚に陥ったよ。  会長が来るまでここでぐてーとしていたのだが、この部屋のすぐ横にある給湯室みたいな場所から、やかんが沸けた時に出る、ピーという音を聞いた途端、俺は素早く起き上がる。  ここでグダグダしている姿を見られたら、なんて思われるか分からないからな。  今から話されるであろう事に、こちらが不都合になるようなものは見せたらアカン。  会長がそっちの部屋からトレイの上にお茶を載せて持ってきた。 「待たせたのう。ほら、高級茶じゃ。心して飲むがよい」 「うわぁ、良い匂いだ。流石高級品……まさかこれも学校から金を出してもらって買ってるのか?」 「そんなはずがないじゃろうに。これは儂が個人的に買ってきたものじゃ」  ふむ。それじゃあ、心おきなく飲むとしましょうか。 美味い。なんて言ったらいいか分かんないが、普通に美味い。  会長が自分の分のお茶を手に持ちながら、向かいにあるソファに座った。 「それじゃあ、早速、本題に入ろうかの?」 「話ってなんなんだよ」
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