その出会いは必然に・・・。

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「え、えぇと・・・」 うん。声がかけづらい。 小さい子ならたぶんこうまでならなかっただろう。 どうしたことか・・。 女の子はまだ泣いている。 様子からして気づいてないっぽい? 「ぐすっ・・・う、・・・」 うわーーーどうしよ!! 苦手だ。苦手すぎる展開だ! 兎に角、まずは気づいてもらわないと・・。 「あ、あのぅ、大丈夫ッスかぁ?」 「ぐすぅ・・・ん?」 ・・・・・ 気づいてもらえたみたい。 だけど、何だろう・・・この沈黙。 「あ、え、えと・・」 だめだ、言葉が出ないです。マジで。 どうしようかと、脳をフル回転させながら考える。今ならどんな方程式だろうと解ける気がする。そうあくまで気がするだけ・・。 と、余計なコトに考えが言ってしまったけど・・どうしよう・・本当に・・。 「・・・あ、あの!」 女の子が必死に言ってきた。
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