39人が本棚に入れています
本棚に追加
中に入るとまず、目に飛び込んできた人物。
拓人はその美貌に、思わず息をのんだ。
長く美しく、ふわふわな薄ピンクの髪。
エメラルドグリーンの瞳、長い睫毛。
大き過ぎない胸の膨らみ。かといってそれは決して色っぽくないわけではない。寧ろ見る人に上品なイメージを与える。
引き締まった腰のラインは、流れる小川ような繊細さを持ち合わせていた。
「このお方こそ、第1836代目唯一神、神鉈・R・アリシア様です」
マリアが説明する。
絶世の美女、アリシアは真っ直ぐに拓人を見た。
「お前…拓か」
「はあ…そうですが」
拓人がそう返したその瞬間。
最初のコメントを投稿しよう!