唯一神=オタク

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 中に入るとまず、目に飛び込んできた人物。 拓人はその美貌に、思わず息をのんだ。  長く美しく、ふわふわな薄ピンクの髪。    エメラルドグリーンの瞳、長い睫毛。  大き過ぎない胸の膨らみ。かといってそれは決して色っぽくないわけではない。寧ろ見る人に上品なイメージを与える。  引き締まった腰のラインは、流れる小川ような繊細さを持ち合わせていた。 「このお方こそ、第1836代目唯一神、神鉈・R・アリシア様です」 マリアが説明する。  絶世の美女、アリシアは真っ直ぐに拓人を見た。 「お前…拓か」 「はあ…そうですが」 拓人がそう返したその瞬間。
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