神様委員会=脇役

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      ****** 気が付けば、朝だった。 カーテンの隙間から淡い光が差し込んでいる。 見慣れた自分の部屋とは違う、その場所独特の白い床と天井がにわかに現実を呼び覚ます。 「あ…あれ?」 (――ここ、病院…か?) 自分は確か頭を打って、天使もどきに会って、もう助からない、と言われて…それで……それで? (――夢…だった、のか?) そう思い、ベッドから起き上がる。 …ちゃんと足も、あるな。いや、あの時もちゃんとあったけど。  そんな事を考えていると、病室のドアが勢いよく開いた。息を切らした高校生が立っている。 ……幼馴染みの高浪だ。 「拓ーーーーーー!」 高浪はまっすぐ拓人に向かってくる。 「良かったーー、生きてる!拓、オレ、めっちゃ心配したんだぞ!」 「さんきゅ、高」  親友は大袈裟に身振り手振りをする。 その様子を見て、やっぱりあれは夢だったんだなと思った。 (普通に考えて、あり得ないもんな)  夢の中ではなぜか当たり前に理解していたが、実際、あんなバカなことがあるわけがない。 (あぁ…日常に、戻れたんだな) 親友をなだめつつ、しみじみと思う。 ふと、視線を感じ、カーテンの閉まった窓に歩みよった。 カーテンを開けて目に入ったもの。 それは
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