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あれからもう何日経ったのか覚えていない。
あの日から、お前は俺の前から姿を消した。
ずっと会えないままだ。
いつも気がつけばアイツがいた。
次の世界へ行くときも戦うときも…
だけど…今はいない…
ユウスケ…
―かさ、士!
「おい士!早く起きろって!」
ユウスケ?
俺は目を擦り起き上がった。
俺はユウスケがいなくなる悪夢を見ていたのか?
それとも…
これが夢なのか…?
「士が全然来ないから夏海ちゃん怒ってるよ?」
「だいたいわかった…。」
俺はニッと笑い起き上がった。
「お前はパシられてきたんだろ?」
「パッ…パシリ…?まぁそうなんだけど…って///それは関係ないだろ!」
この程度で照れるとはまだまだ子供だな。
夏海もずっと待たせると煩いから行ってやるか。
「士君、いつまで寝てるんですか!みんなを待たせないでください!」
始まった。
来たらすぐにこれだ…。
夏みかん説教。
今に始まったことではないから俺は無視し続け食べ始める。
あまりにも説教が長いとユウスケが夏海を止めに入る。
が、しかし、今度は止めに入ったユウスケに説教が下る。
これは見ていて非常に面白いものだ。
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