士×ユウスケ③

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ユウスケには「子供かっ」と突っ込まれる。 子供に子供扱いされたが、悪いきはしない。 「何処行くんだよ?」 写真館を出ていこうとする士を止め近寄る。 子供扱いされることになれたのか、ユウスケは何の反抗もしない。 反抗するユウスケを見るのが士の楽しみなのだ。けれど期待はずれ。 「散歩だ…」 「こんな夜中に?…ちょっと待てって…」 ユウスケは士の後を追っていく。 外に出るなり何かに引き寄せられた。 そして、一瞬で自分の唇が重くなったと感じる。 まるで、自分が唇から誰かに吸い込まれるような感覚。 息も出来ないような。 それが数秒続いた。 「つか…さ…?」 行きなりの事で 何がおきたかわからない。 考えたら胸がドキドキして、 頭が混乱する。 「俺からお前にお年玉だ。」 再び唇が重くなる。 その原因が士だとわかった時、 ようやく、気付いた。 キスをされたのだと_。 士はギュッとユウスケを抱きしめる。 誰にも渡さない。 世界が滅びに向かっていても。 全てが変わるときが来ても。 この想いは変わらない。 「ユウスケ…愛している…」
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