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《士…お前の気持ちを知りたい…》
朝の光が目に入りその眩しさに耐えきれず俺は目を覚ました。
《好き》昨日ユウスケが俺に言ってきた2字の単語_。
「おい士、いつまで寝てんだよ。」
「ユウスケ…?お前っ勝手に人の部屋に入ってくるなっ!」
ユウスケはドアを開け、俺の部屋に入ってきた。
俺は昨日の事を…
意識してしまっているのだろうか…
意識するなんて俺らしくないな。
「士くん!ユウスケ!大変です!」
夏海が慌てて俺の部屋へ入ってきた。
ユウスケと言い、夏みかんと言い、
朝から騒がしい。
「夏海チャン…?そんなに慌ててどうかしたの?」
「どうかしたの?じゃありませんっ!町が!人が!ビルがっ!」
「落ち着け、夏みかん」
「説明は後です!兎に角!町のビルに向かってくださいッ!」
夏海は、俺たちを部屋から追い出すように押した。
何の説明なしに夏海の言う通り町へ行くと、
建物が崩壊していて町も壁などの欠片ばかり。
人は殆ど逃げたと思われる。
逃げ遅れた人々は、ユウスケが今安全な場所へ避難させている。
今ここにいるのは、俺と…
グロンギ…ファンガイア…
「この世界はなんなんだ…?
何故、グロンギとファンガイヤが同じ世界に…」
俺は敵を睨むように見つめ、
バックルとカードを出した。
「どんな敵だろうと…関係ないか。破壊するのみだ。」
カードをバックルに差し込み変身した。
そのまま、敵に突っ込んだ。
いつの間にか、ユウスケと海東も合流し、最後は俺とユウスケの力…
クウガゴウラムで勝利を飾った。
だが、喜ぶなんてつかぬまだ。
変身を解除し、ビルを出ようとしたとき、大きな爆発音がなった。
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