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「危ないッ士!ぅ…」
俺目掛けて飛んできた強い
魔力みたいなもの……
新しい怪物か…?
ユウスケは俺を庇って重症を負ってしまった。
息をはぁっとだし、重そうに目を明け、辛そうな表情で俺を見た。
「ユウスケ!大丈夫か!?」
そして、ニコッと笑い俺に言った。
「なぁ…つか…さ…昨日の…答…え…聞か…せて…よ…」
「この状況でそんなこと聞くなッ!」
ユウスケは何の抵抗もなく右腕を上げ、俺の頬に手を寄せもう一度ニコッと笑った。
そして…
そのまま手は落ち瞳を閉じた。
俺は叫んだ。
何度もユウスケの名を叫んだ。
ユウスケに想いを伝えた。
《好きだ》と。
~end~
* →おまけ *
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