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英司「恵美…いい加減離れてくれよ、お前らも見てないでどうにかしてくれよ。」 恵美は離す気はさらさらないようで、もっと強く抱きしめた。 雄介・真二「じゃあな~」 二人はボールを蹴りながら坂道を下っていった。…本当サッカー馬鹿だな…… 恵美「ねぇ英司、約束覚えてる?」 恵美はようやく英司から離れて言った。 英司「約束?」 恵美「やっぱり忘れてる~。駅前にできた新しいお店に行って、一緒にクレープ食べようって朝約束したじゃん。」 恵美は少し機嫌悪く言った。 英司「そうだった。ははっ……お、覚えてるよ…」 恵美「本当サッカーのことしか考えてないんだから。頭の中に脳みそじゃなくてサッカーボールが入ってるんじゃないの?」 英司「よしっ、行こう行こう。あ~早く食べたいなぁ」 英司は恵美の挑発を聞こえないふりをして回避した。 二人は仲良く手を繋いで、坂道を下っていった。
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