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もし愛と俺が関わっていなかったとしたら、他の誰かが愛と付き合っていたとしたら、やはり愛にとってその人は特別な存在で…俺は必要じゃなくて……俺の代わりなんていくらでもいるんだ。
ダメだ、思考がマイナスにしか働かない、だって実際に愛と付き合ってるのは俺なのに……誰よりも愛のことを好きなのは俺なのに……そう考えられない。
俺は、愛を裏切ってる。今この瞬間も愛は、俺たちの関係を１ミリも……いや、１ミクロンだって疑っていないはずだ。
それなのに、俺はこんなにも迷ってる、疑ってる、どうしようもなくなってる。
坂野や立藤は、好きだからどうしようもないと言った。
だけど俺は、好きなのにどうしようもない。
どうして？何でこんなに迷ってるんだ。愛のことが信じられないんだ。
本当に俺は……、このまま愛と一緒にいていいのか？
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