彼女の最後

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俺「もしもし」 「うちの娘がきてないかね」 すぐ彼女の親だとわかった 俺「きてないですよ、どうかしたんですか?」 彼女の親「昨日からずっといなくなって探しよんよ」 俺「なら探してみます」 彼女の親「ありがとう」 ばたばた連絡がきてないか携帯の電源をつけた 新着メール1件 彼女からだ 記憶が戻ってるうちに気持ち伝えるね あなたと出会ってから毎日本当に幸せだったよ いっつも私に優しかったね 私が病気のことを話したとき好きやったらそんなの別に関係ないやろっち言ってくれたとき嬉しかったよ あなたとの思い出だけは消えてほしくない あなたのことも忘れたくない でも私の病気はそんなに優しくないっちきずいたの 私には普通の恋愛はできないと思う あなたをもう苦しめたくない 昨日私最低なことしたね 名前をいい間違えるなんて彼女失格だよね あなたを傷つけてしまった ごめんなさい でも今ははっきりあなたの名前を呼べるよ 本当に大好きだよ 朝になってあなたの顔をみるたびにあなたに恋していました だけど私は最低な女だからもう忘れて あなたにはもっと普通の女の子と付き合ってほしい でもうちより好きになったらダメよ?冗談だけどね 幸せにしてあげてね これがほんとのばいばいだね 付き合ってくれてありがとうございました 涙が溢れてきた 我慢せずにおもいっきり泣いた 涙がとまらない 彼女に電話した 電源が入っていないためかかりません 携帯をおいた まだ涙がとまらない 電話がかかってきた ばたばた携帯をとった 彼女だった 俺「今どこ?」 声が震えてしまう 「今病院だけどすぐにきてくれないか?」 彼女の親だった 回りからは泣き声が聞こえる 俺「バタバタいきます」 すぐ家をでてタクシーで病院に行った みんなが泣いている 悪い予感がした 見てみると息をしてない彼女がいた 全身の力が抜けた わけがわからなかった 彼女の親「家に帰る途中車にひかれたんだよ」 それからお通夜があり葬式があった 俺は彼女に返事がくることないメールを送った
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