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……男①…?
そうだ、マサとか言ってたな。
ジッと見ると、マサも私を見た。一瞬。
ふむ。
黒髪だし、短髪だし…声も中々…良かったかも。
ちょっと好みだった。
顔は、あ、私顔は特に、選ばない。
っておいおい!!
私は何を値踏みしてるんだ!
自分に戸惑い、それを隠すように私は席を立った。
「…帰る」
「えええええ!!なんで!?」
みんなが一斉に私を見た。
マサも驚いた顔で見ている。
なんか悪い事をしてる気分…。
「じゃぁね…」
何やら後ろで言ってたけど無視して歩きだした。
なんか、もうここにいるの嫌。
あ…お金。
渡してないのを思い出したけど
明日学校で恵子とみちるに渡せばいいか。
私は、なんか…心に重たい物を感じていた。
特に…マサ?
なんだ? この気持ち。
イライラする。
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