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「…瑠宇。香岡瑠宇(かおかるう)…ありがとう」
「…ん?瑠宇?…いや、別にお礼言われる事してないから」
瑠宇、という名前に何か思いだしそうな、ひっかかる所があったが、思いだせない。
顔を真っ赤にしている瑠宇をまじまじ見てしまった。
こいつ…。
よく見たら眼の色が透けるようなブラウン。
何色だ?
陽に当たる度に、濃くなったり更に薄くなる不思議な色。
髪は天パか、柔らかなウェーブがかかり、こいつが漂わせる雰囲気に合っていた。
栗色?染めてんのかなぁ?
みちるが見ればすぐわかるんだろうけど私じゃわからん。
とにかく、コウちゃんやみちると同じ、あったかくて、優しい、そして癒されてしまうような空気を感じた。
なんでこいつがイジメれれてんの??
さっぱりわかんない。
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