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「いやべつにいいけど…」
ほんとに、HRも授業もどうでも良かったが、みちるが気になるのはそうだけど、心残りは瑠宇だった。
喋りたそうだったから…って言う私が喋りたいのかもだけど。
「どうした?朝帰りっぽいけど」
「うん…」
少し複雑な顔で、みちるは目を落としたが、それでも嬉しそうな感じが伝わってきていた。
「けどね!今度の人は絶対!!そう感じるの…」
言い訳をするように必死に話すみちるに、
『前も言ってたね』なんて言う程私は意地悪じゃない。
「そうか。みちるが心から笑える相手なら、私はいいと思うよ」
「うん…うん!その人といると、私すごく甘えられるの…」
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