絡まる想い

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* * * 「も~2人してずっけ~!!私も誘えよ!」 恵子が私達の教室に来るなり叫ぶ。 昼ご飯時、私とみちるは欠席扱いになっていたが、何事もなかったかのように教室にいた。 とりあえずお腹が空いたのでご飯を食べようとしていた時、恵子が現れたのだった。 「なになになに!?2人で昼登校!?」 でかい声で話しながら近づいてくる恵子のせいで、教室は一瞬にして沈黙。 私達は注目の的になっていた。 「うっるせぇよ恵子!」 「け~ちゃん声でかぃ~!」 耳を塞ぎながらみちるはおどける。 恵子は構わずに私達の前に仁王立ちすると、睨んだ。
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