絡まる想い

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……だからおまえのは怖いんだよ。 慣れている私とみちるは溜息程度だが、それを思いきり見てしまったクラスメイトが「ひっ」と小さく唸っていた。 みんな固まってるぞ恵子…。 「私がクラス違うからって2人ばぁっかつるんでさ、すげぇジェラしってるんだけど?」 「ごめんごめん。まぁいきなりだったんだよ」 頬杖をつきながらもう片方の手を顔の前で立て、『ごめん』を表す。 「なんかあったん?」 その当事者であるみちるを見ると、どこか違う方を見ていた。 ……ん? 「うるせぇんだよ!!」 「ぉわ!?みち…」 「ジロジロ見てんじゃねぇよ!聞き耳立ててまじうぜぇ!!」 いきなりみちるがブチきれていた…。
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